Thursday, April 19, 2007

genetic fallacy

最近は某翻訳をしているが、このあいだは"genetic fallacy"をどう訳したらよいか、ということで悩んだ。

genetic fallacyというのは(原著の著者によると)ある信念がどうやって得られたかということからその信念の真偽やもっともらしさについて結論を引き出そうとする誤りである。

前に見た訳語は、記憶が正しければ「遺伝的誤謬」あるいは「遺伝子的誤謬」というのだが、これはちょっと・・・ということで、考えたのは「発生論的誤謬」「発生的誤謬」。しかし「発生論的誤謬」といってもこれは発生論とは何の関係もない。発生について論じているわけではない。「発生的誤謬」というのは悪くないが、これもいまいちぴんと来ない。だいたい「発生的誤謬」と聞いて上の意味が思いつくだろうか。いや思いつかなくてもいいが、なんというか的から全然外れた壁にダーツが当たっている感じなのである。

ということで頭をひねって「起源からの誤謬」というのを思いついた。うん、これは上の意味を理解していれば、当たらずとも遠からずで訳語から内容が復元しやすい。なかなかじゃん。

と思ったら、いきなりのその下に"origin"という言葉が使ってあったことを発見...orz。これは訳し分けないといけないのか?

Labels:

Thursday, March 15, 2007

今日の進歩

今日思いついたジョーク。

哲学書を読むときに飲む牛乳の種類は?







コンデンス・ミルク
コンヴィンス・ミー・ルク
convince meelk.
convince me...
...

Labels:

Sunday, March 04, 2007

大学の雑談

そのまんま東の日記の続き。

この日記を読んで、日本の大学の先生って雑談をするんだということを思い出した。
しかし、もし雑談を「そのときどきに社会や政治で起こっていることについて(多くの場合自らの専門分野の知識にもとづく)意見や知識を披露すること」と考えると、こっちの先生で授業中に雑談をする人は全くと言っていいほどいない。

(金曜日にStanfordのAllen Woodがtalkにきて「ブッシュやチェイニーやラムズフェルドやらは弾劾して牢屋に入れるべきだ」といって拍手があがっていたが、そういうのはかなり異例)

もちろん、授業のテーマについてだけしゃべっているわけではないけれども、いわゆる「脱線」をする先生は3年半こっちにいてたぶんひとりだけだったと思う。

これってなにが原因なのだろうか。

Labels: