Thursday, April 19, 2007

genetic fallacy

最近は某翻訳をしているが、このあいだは"genetic fallacy"をどう訳したらよいか、ということで悩んだ。

genetic fallacyというのは(原著の著者によると)ある信念がどうやって得られたかということからその信念の真偽やもっともらしさについて結論を引き出そうとする誤りである。

前に見た訳語は、記憶が正しければ「遺伝的誤謬」あるいは「遺伝子的誤謬」というのだが、これはちょっと・・・ということで、考えたのは「発生論的誤謬」「発生的誤謬」。しかし「発生論的誤謬」といってもこれは発生論とは何の関係もない。発生について論じているわけではない。「発生的誤謬」というのは悪くないが、これもいまいちぴんと来ない。だいたい「発生的誤謬」と聞いて上の意味が思いつくだろうか。いや思いつかなくてもいいが、なんというか的から全然外れた壁にダーツが当たっている感じなのである。

ということで頭をひねって「起源からの誤謬」というのを思いついた。うん、これは上の意味を理解していれば、当たらずとも遠からずで訳語から内容が復元しやすい。なかなかじゃん。

と思ったら、いきなりのその下に"origin"という言葉が使ってあったことを発見...orz。これは訳し分けないといけないのか?

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3 Comments:

Anonymous Anonymous said...

翻訳お疲れ様です。こちらも佳境で日々消耗しております。genetic fallacyですが、「起源」にするか(特に訳し分ける必要もないのでは)、「生成」という言葉を使うのはどうでしょう?

4/23/2007 11:04 a.m.  
Blogger yuiami said...

tnkさん

「生成」というのはいいですね。ただ「生成」は、私の語感では、あるものがどこからきたかと言うよりも、何かができるプロセスに焦点が当たっているような感じがしますがどうでしょう。

4/29/2007 3:58 p.m.  
Anonymous Anonymous said...

たしかにそんな感じもしてしまいますね。やっぱり起源しかないか・・・

5/13/2007 1:26 a.m.  

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