Sunday, July 31, 2005

哲学者の系統樹

哲学者の師弟関係を博士論文の指導教官を元にたどる(ファイルが大きいので注意)。

The Philosophy Family Tree
https://webspace.utexas.edu/deverj/personal/philtree/
philtree.html

論文を読んでいて自分が考えていたことが書いてあったときの反応

論文を書く前-> よしよし、自分の考えていることはそう間違っていないらしいぞ。
論文を書いたあと-> おいおい、これじゃあ自分が書く意味がないじゃん(泣)

Thursday, July 28, 2005

猫にとって甘さとは何か

子供にsinus infectionを引き起こすHaemophilus influenzaeが競争相手のバクテリアを免疫系を操作して排除しているという話。
Battle of the Bugs
The bacterium that causes sinus infections uses the body's immune system to
kill off competitors

http://sciencenow.sciencemag.org/cgi/content/full/2005/721/5?etoc

猫は甘みを感じることができない;レセプターを作る遺伝子が欠けているから
No Candy for Kitty -- Tran 2005 (725): 3 -- sciencenow
http://sciencenow.sciencemag.org/cgi/content/full/2005/725/3?etoc

Tuesday, July 26, 2005

感情と投資ゲーム

恐怖などの感情を司る脳の部位が障害を受けた患者は投資ゲームで健常者よりよい成績を上げられるという研究(ダマシオですね)。

Psychological Science, Vol 16, Issue 6, pp. 435-439:
Investment Behavior and the Negative Side of Emotion (Abstract)
http://www.blackwell-synergy.com/doi/abs/10.1111/
j.0956-7976.2005.01553.x


恐怖を感じるのがoptimalでない局面が現代社会には存在するということか。McDowell批判に使えるかも。

(Jul 30) Tくんの日記に適切なフォローがあります。

Friday, July 22, 2005

進化心理学(Cosmides説の検討)とPhylocode

メモ。まあ専門家ならとっくに知っているのだろうが。

http://www.l.u-tokyo.ac.jp/~takano/j/j-prof.html#3-1-3


あとここは「外国語副作用」という現象にも書いてある。これも面白そう。

あとはPhylocodeについて(American scientist)と最近進化心理学批判の本(どうかGigerenzerについてぼくと同じ話をしていませんように---きょう図書館でチェックしたらprobabilistic reasoningの話はしていないようだ(Aug. 3))を出したBullerへのインタヴュー

Monty Hall problemというのをはじめて知る。
た とえばクイズ番組で3つのドアから一つ選びあたりだったらそのドアの向こうにある商品をもらう、というシーンを思い浮かべてみる。商品(たとえば車)は1 つのドアの向こうしかなく、ほかの2つを選ぶとハズレである(ヤギがいる)。あなたは一つの(任意の)ドアを選んだとしよう。すると司会者はハズレのドア を開いて、「今ならまだ間に合います。さあ最初に選んだドアを変えますか?」とプレッシャーを掛ける。


(絵はwikipediaから)さて、ここで選択するドアを変えたとき、あたりを選ぶ確率はいくらだろうか?

答えは2/3。しかしこれは多くの人が想像する答えとは異なるそうである。それはなぜだろうか。

ということで、例によって心理学の方からアプローチがあるようだ。

Wednesday, July 20, 2005

Philosophy of Biology: An episodic history

メモ。生物学の哲学の歴史。
The Philosophy of Biology : An Episodic History (The Evolution of Modern Philosophy)

Saturday, July 09, 2005

evowiki

Evowikiというのを見つけた。Cladisticsの項目は充実している。分岐学関連の人はどこへ行っても「熱い」人が多いようだ:-)。

Thursday, July 07, 2005

スコープス裁判(NPR)

Saturday, July 02, 2005

雌と雄で別の遺伝子プールを持つアリ

ここによると、このアリではメスは未受精卵から発生する(これは他の種でも見られる)。異なるのはオスは受精卵から発生するものの、何らかの理由で母親からの遺伝的な貢献を排除するという点。
scienceとnatureのメールに同時にのるくらいだから大きい話題なのだろう。

あとはabusiveなメスザルに育てられると子供に対してabusiveになりやすいという研究。遺伝的なファクターより環境の方が重要そうだということ。

(Jul 5) ってこれは生物学的種概念(BSC)への反例になるのだろうか。